【ボードゲーム】郵便馬車~THURN und TAXIS~

3月30日に根津にあるボードゲームカフェ、コロコロ堂で毎週木曜日に行われている夜コロに参加してきました。

第56回である今回のテーマは「赤ポーン」でした。
赤ポーンとはドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)を受賞した作品に贈られる称号で、その年発売されたゲームの中で最も評価が高かった作品に与えられます。
という訳で今回は赤ポーンを受賞した3作品(郵便馬車、ドミニオン、アンダーカバー)と赤ポーンは受賞してませんがドイツ生まれの子供から大人まで楽しめる名作「そっとおやすみ」をプレイしました。

本記事では、2006年に赤ポーンを獲得した郵便馬車について書きます。

ゲームの紹介


中世のドイツが舞台であり、各都市に自分の郵便網を張り巡らせていくゲームです。
2006年にドイツのハンス・イム・グリュック(Hans im Glück Verlag)から発売され同年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。

簡単なゲームの流れ


まず、スタートプレイヤーを決め、以下時計回りの順番で進行します。プレイヤーは手番になったら以下の行動をこの順番で行います。

1:都市カードを1枚とって手札に加えなければなりません。
2:都市カード1枚を手札からプレイしなければいけません。
3:自分の前に置かれている郵便網を完成させることができます。

ゲーム進行画面

都市カードはゲーム盤の左に6枚表向きに置かれておりプレイヤーは手番の初めにそこからもしくは裏向きの山札から1枚手札に加える必要があります。
その次にプレイヤーは手札から1枚プレイする(郵便網を作る)必要があります。
都市カードはゲーム盤上の都市に対応しており、郵便網を作るには都市カードを一筆書きになるように(分岐や交差などをしないように)一列に並べる必要があります。
自分の手番に都市カードを置くことが出来ない場合は現在の郵便網のカードを捨て札にして、手札から1枚プレイして新たな郵便網を始めます。
都市カードを1枚置いた後に郵便網が3枚以上あれば現在の郵便網を閉じて郵便局を都市に置くことが出来ます。
郵便局の置き方には2種類あり、今回完成させた郵便網にある都市で「すべての地域に対して1都市ずつ」あるいは「1つの地域でその郵便網のすべての都市」のいずれかを選ぶことが出来ます。
郵便網の完成は手番で1枚プレイした後にしか行うことが出来ないので手番の開始時点で郵便網が3枚以上あってもその手番で都市カードを置くことが出来なければ現在の郵便網を捨て札にして新しく郵便網を作り直す必要があるので注意してください。

以上が手番の基本的な流れです。
それに加え、「公人の助け」というものを毎ターン1回使用することが出来ます。
これには4種類あり、どの能力を使用するかは自由に決めることが出来ます。

御者:プレイできる都市カードを1枚追加する。
郵便局長:手札に加える都市カードを1枚追加する。
郡長:表になっている都市カードをすべて取り替えることが出来る。
車大工:馬車カードを獲得する際に、実際に完成した郵便網の大きさに2を足すことが出来る。

郵便網を完成させた際に郵便網に含まれる都市カードの枚数に応じて馬車カードを獲得できます。
馬車カードは3から7まであり、都市カード3枚で郵便網を完成した場合には3の馬車カードを貰うことが出来ます。
馬車カードの大きさは1ずつ上がっていき飛び越えることが出来ないので、その次に都市カード5枚で郵便網を完成させても4の馬車カードを獲得することになります。

誰かが7の馬車を獲得する、もしくは郵便局をすべて配置した場合、そのプレイヤーは「ゲーム終了」のボーナスタイルを獲得し、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーが手番を完了させた時点でゲーム終了となります。

各プレイヤーは、以下の方法で自分の勝利ポイントを計算します。

勝利ポイント = 獲得した最も大きい馬車の勝利ポイント + ボーナスタイルの勝利ポイント - 未使用の郵便局の数

最も勝利点を獲得したプレイヤーが複数人いる場合はその中で「ゲーム終了」のボーナスタイルを獲得したプレイヤー、もしくはそのプレイヤーから時計回りに順番が最も近いプレイヤーの勝ちとなります。

ボーナスタイルには大きく2種類あり、「郵便網の長さのボーナスタイル」と「各地域のボーナスタイル」があります。
「郵便網の長さのボーナスタイル」は都市カードの枚数が5枚、6枚、7枚以上の郵便網を完成させた場合、その枚数に対応するボーナスタイルが貰えます。
「各地域のボーナスタイル」は1つの地域のすべての都市、あるいは併記されている場合は2つの地域のすべての都市に郵便局を置いた場合に貰えます。
どちらのボーナスも早く条件を満たしたプレイヤー程高い勝利ポイントのボーナスタイルを貰うことが出来ます。
また、「郵便網の長さのボーナスタイル」は同じプレイヤーが複数枚貰うことが出来ます。

結果&感想、そして反省


他プレイヤーを直接妨害するアクションがないので他のボードゲームに比べると個人プレイに近いという印象を抱きました。
ただ、各条件を満たすことで得られるボーナスタイルは条件を満たすのが速いほど点数が高くなるので、他プレイヤーの動きを踏まえてどのボーナスタイルを獲得しに行くのが最適なのかを考える必要があるので全くの個人プレイという訳でもありませんでした。
また、郵便網を作っている地域が近い場合必要な都市カードが競合するので、敢えて他プレイヤーの狙いと被せて妨害しに行ったり、妨害されないように異なる地域に郵便網を作りに行ったりと郵便網を作る際にも他プレイヤーの動向を考える必要があります。

最終盤面

結果は私26点、青色26点、黄色23点、緑色17点でした。
黄色の方が7の馬車を獲得し勝利条件を満たしたので同点の際のルールにより(勝利条件を満たしたプレイヤーから時計回りに一番近いプレイヤーが勝利する)私が1位を獲得しました。
私は2つのボーナスタイルのうち「地域のボーナスタイル」を優先しました。
理由は、郵便局を置く際に条件があるので、長い郵便網を作るほど郵便局を置く効率(置ける郵便局÷郵便網の長さ)が悪くなるのと、長い郵便網を作ろうとすると手札からプレイすることができずに捨て札になってしまうリスクが高くなるからです。
ただ、青のプレイヤーは「郵便網の長さのボーナス」を重視していた(ように私には見えた)にも関わらず最終スコアは私と同じなのでどちらのボーナスタイルを優先するかはあまり関係ないのかもしれません。

戦略(こうすると良さそう)


郵便局を置ける効率を意識することが1番だと思います。
郵便網を作り始める段階で「すべての地域に対して1都市ずつ」あるいは「1つの地域でその郵便網のすべての都市」のどちらの置き方を選ぶかを決め、前者の場合だと1つの地域から1都市のみで郵便網を完成させ、後者の場合だと1つの地域だけで郵便網を完成させるのが理想です。
後は、現在の郵便網の拡張と同時に次の郵便網を作る準備をしておくといいと思います。
現在の郵便網を作りながら余裕があれば次の郵便網を作るのに必要な都市カードを平行して獲得するといいと思います。

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