ついに念願の社内ニートになったら案外しんどかった話

どうも、ハヤシです。

最近寒くなってきましたね。
4月に新卒として社会人デビューをしてから早くも9ヶ月が経過しました。
社会人として成長した実感もないまま春・夏・秋と3つの季節が過ぎ去ってしまったことに動揺を隠せません。

ところで皆さん「社内ニート」という言葉を知っていますか?
ニート(Not in Education, Employment or Training, NEET)は、その言葉通り就業・就労・職業訓練のいずれも行っていない人を意味する用語です。
一方で、「社内ニート」とは会社に雇用されて職に就いているためニートではありませんが、社内において仕事がないため働いていない人のことを指します。
要するに「窓際族」ですね。ただ、「窓際族」は社内の出世競争に破れ閑職についた中高年サラリーマンのことを指しますが、「社内ニート」はそれより広い用語で若年層も含みます。

一般的に「社内ニート」についてどんなイメージがあるでしょうか?

  • 楽して給与が貰える
  • 自由な時間がたくさんある
  • 仕事のプレッシャーがない

「社内ニート」についてのイメージは人によって異なると思いますが、一般的には上記に挙げたものが大半を占めるのではないでしょうか。
ぼくも実際そういうイメージを持っていましたし、働かずして給与が貰える「社内ニート」こそが人生の「勝ち組」だとすら思っていました。

そう思っていた矢先、遂に念願の「社内ニート」になることができました。
ただ、実際に「社内ニート」になってみると当初のイメージとは裏腹に案外しんどかったです。
という訳で今回は、実際に「社内ニート」を体験してみて感じたことなどを綴っていきたいと思います。

社内ニートの定義

実は、「社内ニート」という用語には明確な定義がありません。
なので一旦、「社内ニート」という用語の定義をしたいと思います。

「社内ニート」とは、「割り当てられる仕事がない、あるいは少ないため就業時間を持て余す状態が一定期間続いている会社員のこと」を指すと定義します。

社内ニートになった背景

「社内ニート」の定義づけを行ったところで、それではなぜ私は「社内ニート」になってしまったのでしょうか。
「社内ニート」になる理由は「環境面」、「個人面」の2つの要因があると考えられます。
たとえば、「環境面」だとそもそも部署に仕事がない、会社全体として人が余っている場合が該当します。
「個人面」の場合、仕事が出来ない、上司との折り合いが悪いなどが考えられます。

今回の場合は、「環境面」の要因が強く、それは研修終了後の配属待ちでした。

11月になっても研修かよ、と突っ込まれると思うので一応説明しておきます。
ぼくの会社では入社してからすぐに研修が4~5ヶ月ほどあり、そこで部署(人事部、営業部、開発部など)が決まります。その後、部署内での研修がありそこで課(人事部の場合、人事課、給与課など)が決まります。
今回はこの2つ目の研修であり、諸事情により研修を中断して実業務にあたっていた期間があったため11月のこの時期まで研修がありました。
なんかまた突っ込まれそうなポイントがありますね。これ以上説明していると本題から逸れてしまうので割愛します。

研修自体は11月の上旬に終わっていたのですが、ぼくの配属志望と部署の都合が食い違っていたため、そして配属先を決定する上長が多忙で面談の時間が中々取れなかったため、そこから2~3週間ほど社内において研修もせず業務もしない「社内ニート」期間が発生しました。

1年以上「社内ニート」をやっている本業の「社内ニート」の方には、たかだか2~3週間程度仕事がなかっただけで「社内ニート」を名乗るなと怒られそうですが、そこはご了承ください。

社内ニートの1日

それでは、たかだか2~3週間のプチ「社内ニート」を体験していたぼくの1日はどんな感じだったのでしょうか。
以下が「社内ニート」期間中のある1日の例です。

10:30 出社
11:00 MTG
11:30 ~ 12:30 社内ニート
12:30 ~ 13:30 お昼休憩
13:30 ~ 15:30 社内ニート
15:30 ~ 16:30 お昼寝
16:30 ~ 18:00 社内ニート
18:00 退社

改めてみると酷いですね、これ。

ぼくの会社はフレックス制度を導入しているため、勤務時間は社員が自己の裁量で決定することが出来ます。もちろん仕事が早く終わったら早く帰ることができます。
とはいっても現場レベルだとフレックス制度の名のもとに長時間労働がはびこっていますが。

ただ仕事が早く終わったら早く帰っていいといっても、今回の場合そもそもその仕事がないんですよね。
だからそもそも出社しなくてもいいんじゃないかと思いつつ、部署として新人は9:30~18:30を目安に勤怠するようにというお達しがあるので出社していました。
研究室のコアタイムみたいなもんですね。
とはいってもやることはないのでその目安より少し遅く出社して少し早く帰るというささやかな抵抗をしていました。
この期間にいままでの残業分を少しは取り返せた気がします笑

就業時間中は、さすがにYouTubeやら2chを見るわけには行かないので技術書を読んだり、研修が終わっていない同期のサポートをしたり一応無駄には過ごさないようにはしていました。

当初想定していたイメージと実際

ぼくが当初「社内ニート」に対して抱いていたプラスのイメージは実際にプチ「社内ニート」期間を経てどう変わったでしょうか。

楽して給料が貰える

「社内ニート」は楽して給料が貰えるというのは確かにそうだと思いました。
ただこれは短期的な視点であることに気づきました。
終身雇用を前提として年功序列的に賃金が上がっていく会社なら話は別ですが、現在ほとんどの企業では成果主義が導入されています。
成果主義の元では、「仕事がない」=「成果もない」なので、「社内ニート」をしていると給与は上がりません。
なんなら次の人事評価で給与が下がる可能性すらあります。
したがって、短期的な視点からみると「社内ニート」は楽して給与が貰えますが、長期的に考えると給与総額が減る可能性があります。

自由な時間がたくさんある

時間がたくさんあることは、その時間で何でも自由に好きなことをしていいということを意味しません。
いくら就業時間中暇でも、会社のPCでYouTubeを見たり2chを見たりすることはできません。
同様に資格などの勉強も難しいものがあります。
まあ、周りの目を全く気にしなければ出来るかもしれませんが。

時間がたくさんあることは事実で、その間に業務およびそれに関連する知識の勉強をすることができます。
ただ、今回の場合はいずれ「社内ニート」期間が終わることが分かっていたので良かったですが、もしこれが今後ずっと続く場合は折角勉強した知識を発揮する場所がないため徒労に終わってしまいます。

仕事のプレッシャーがない

たしかに、いついつまでにこれを終わらせなければといった種のプレッシャーはありませんでしたが、別の種類のプレッシャーがありました。
営業に配属された同期が契約を取ったなど、社内にいると嫌でもほかの同期の活躍は耳に入ってきます。
そんな話を聞いて自分も頑張らなきゃと焦りを感じるものの、その頑張るべき仕事がないのは結構精神的にきついものがありました。

社内ニートのつらさ

前章では、当初「社内ニート」に対して抱いていたプラスのイメージと実際「社内ニート」を経験して感じたGAPについて述べました。

本章では、当初抱いていなかった「社内ニート」のつらさを挙げていきます。

スキルアップができない

仕事がたくさんあるときは中々気づけませんが、やっぱり仕事をしているときこそ成長(スキルアップ)しています。
当たり前ですが、仕事がないとその成長も止まります。
「窓際族」なら後は定年まで会社にしがみつけばいいかもしれませんが、20代にとっては致命的です。
活躍の機会を求めて転職活動をしようとしてもスキルがないため市場価値が低くなってしまいます。

やりがいがない

仕事にやりがいがなくなります。といってもそもそもの仕事が(略。
会社に行く意味を給与以外に見いだせなくなり、時間を切り売りしている感覚に陥ります。
まあ、その時間で何かを価値を生み出せている訳でもないですが。

何もしてなくても疲れる

何も仕事をしてないはずの「社内ニート」ですが、何も仕事をしていないにも関わらず案外疲れます。
何も仕事をしていなくても、何もしていないということではないからです。
仕事はしていなくても、椅子に座ってPCで何かしらしています。
これってデスクワーカーからすると普段の仕事と変わりませんよね。
なので、終業後は普段と同じくらいの疲れがあります。

つらさを分かってもらえない

「社内ニート」の最大の辛いころはこの辛さを誰にも分かってもらえないことではないでしょうか。
ぼくも当初思っていましたが、「社内ニート」を経験したことのない人にとっては「社内ニート」は楽して給与が貰えるのんきな存在なのです。
しかし、上記で色々書いたように「社内ニート」には「社内ニート」独自のつらさがあります。
同僚や先輩に相談してみても辛さが分かってもらえず、羨ましがられるばかりでした。

以上が、「社内ニート」のつらさになります。

最後にひと言。
あなたが「社内ニート」を羨んでいるとき、「社内ニート」もあなたを羨んでいるのです。

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